日々子育てに奮闘するお父さんお母さんにとって、子どもの発達の遅れは気になるところですよね。
特に、同年代のお友達と比べてできないことがあると不安になることもあると思います。
うちの1歳の娘は、絵本で指差しをするようになりました!
この記事は、指差し行動を引き出すのに効果的な絵本を紹介していきます!
子どもの指差し行動はいつから?
指差し行動は、生後8~10ヶ月ごろから始まるとされています。
まだ言葉を発せない赤ちゃんが、大人に興味のあるものや欲しいものを指で差し示して教えようとする、一つのコミュニケーションの手段です。
実は、同じ指差しでも4つの発達段階があります。
- 大人が指差しする方向を見る
- 子ども自身が見つけたものを指差し
- 自分が欲しい物を取ってくるよう要求を含んだ指差し
- 大人の問いかけにたいして応答する指差し
発達には個人差があるので、できないからといって過度な心配をする必要はありません。
でも、指差しをしながら子どもとコミュニケーションが取れるようになったら嬉しいですよね。
子どもの指差しを引き出すには、絵本の読み聞かせをおすすめします!
絵本に出てくるものを大人が指差しながら視線を誘導してあげることで、子どもの関心を引き物語の理解度も深めていきます。
実際にうちの娘が積極的に指差しをする絵本を紹介しますね♪
指差しを引き出す絵本 4選
きんぎょが にげた/五味 太郎(著)
「きんぎょが にげた」「どこににげた?」
ページをめくるたびに逃げたきんぎょがどこかに隠れている、かくれんぼのような感覚で遊べる絵本です。
11ヶ月の時にこの絵本に出会ってから、指差しが格段に増えました!「あだだ!」と言いながらきんぎょを指差します。
今は見なくなった黒電話なんかも登場しレトロなタッチがとても可愛らしく、赤いきんぎょが目を引きます。
40年前から今も読み継がれている魅力がいっぱいの絵本です。
はらぺこあおむし/エリック=カール(著)
言わずと知れた海外の名作。
この絵本の特徴は、ページにはらぺこあおむしが食べた丸い穴が開いている仕掛けがあるところではないでしょうか。
10ヶ月ごろから、穴に指を入れて遊ぶようになりました!
まだお話が理解できない赤ちゃんでも、穴の仕掛けを楽しめて自然と指差しを引き出すことができます。
おいしそうな食べ物が色彩豊かに描かれていたり、「げつようび りんごをひとつみつけてたべました」と、数や曜日をたのしく覚えることができたりと知育要素が満載!
一家に一冊は持っておきたい絵本です。
おつきさまこんばんは/林 明子(著)
暗い夜空に、ぽっと顔を出すおつきさま。
困った顔、笑った顔、様々な表情で子どもの目線を惹きつけます。
薄暗い部屋でもおつきさまの絵が浮かび上がり、おつきさまが出てくるページで嬉しそうに指差しをします。
おやすみ前の寝かしつけ絵本としても人気の作品。
お話は短く単純ですが、しっかり起承転結になっていて完成されています。
おつきさまがにっこり笑う顔で一緒にニコニコ笑顔に!
どこかな どこかな?/今福 理博(著)
赤ちゃんの社会性や言葉の発達を研究する、武蔵野大学教育学部幼児教育学科の今福理博准教授が制作した指差し絵本。
「赤ちゃんがみるみる言葉を覚える」といううたい文句で、106語の名詞と関連するイラストが登場します。
指差しだけでなく、語彙の獲得にもすごく良さそう!
推奨年齢は1歳~ですが、朝ごはんからおやすみまでの1日の生活に沿った物語が展開されるので、赤ちゃんも違和感なく絵本に馴染むことができるでしょう。
たくさんの言葉に触れられるおすすめの絵本です。
最後に
今回は、子どもの指差しを引き出す絵本を紹介しました。
子どもの発達には個人差があるということは分かっていても、周りと比べて不安になってしまうものです。
でも、焦って無理やり何かを習得させようとせず、親子で一緒にたのしくコミュニケーションを取りながらゆっくりと成長を見守っていきたいですね。
本記事が、お子様のお気に入りの絵本が見つかるきっかけになれば嬉しいです♪
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